こんにちは!皆様お元気でしょうか?もう9月も半ば、大好きな夏は終わりを告げますが、日本は秋の味覚がいいですよね〜。うらやましか。というか、今はシルバー・ウィークなんですね!皆様が素晴らしい時間を過ごせていますように!
さて、私は元気です!実はまだ嫁と娘は日本にいるため、私は息子と1ヶ月二人暮らし。毎朝弁当を作ってあげなきゃだったり、色々手はかかるのですが、大好きな息子と二人っきりも楽しいものです。
もちろん映えするお弁当は作れませんが、愛情だけは込めてます!
さて、私、とうとう見つけました!まさかこんなところで出会えるとは。。。まるで戦時中に生き別れた兄弟に数年ぶりに偶然会うかのような出会いが。。。
そう、「たらこ」を見つけたんです!まるちゃんの声優さんじゃない!あの魚卵、「たらこ」のことです。
え?それがどうしたって?
皆さんに、スペインで「たらこ」がどれだけ貴重かを解説しましょう。
スペインは、以前もブログで書いた通り、食材の宝庫で、あまりこれは手に入らない、ってものはない。もちろん日本にしかないものは、めちゃくちゃ高くなっちゃうけど、日系の食材屋さんである程度手に入る。
しかし、たらこや明太子はほぼ手に入らない。
スペインのスーパーや魚屋ではもちろん売ってないし、あまり需要がないのか、日系のスーパーでも売ってない。本当は売ってるかもしれないが、売っていても絶対にやばいくらい高い。キューピー・マヨネーズが一本1000円以上で売ってるくらいだ。
だから、日本から何お土産で欲しい、って聞かれると、必ず明太子、あるいはたらことなる。多分どこの日本人家庭に聞いてもトップ5には入る一品だ。
うちでは嫁の意見が絶対、無類の魚卵好きなので、知人に、お土産を持ってくけど何がいい?と聞かれた時は明太子、というケースが多い。私は正直、日本酒とかの方が嬉しいのだが。(バルセロナに来る人、覚えておいて!)
アメリカのように日本人が多いと、需要があって、日本からの輸入ものがたくさん入ってくる。
例えば、ニューヨーク、実際には川を渡ったニュージャージーにはミツワという、東京ドームくらい巨大な大型日系スーパーがある。そういったところには、比較的に安く明太子も売ってる。そりゃニューヨークとニュージャージー併せて6万人くらい日本人がいるから、必然的に大きな需要があってそうなるわな。
バルセロナは多分日本人1000人強くらいしかいないから、そりゃ入ってこないですよね。仙人みたいな日本人って私は言われるけど(とりあえず韻を踏む)。
スペインでも簡単に手に入る魚卵はある。イクラはまず簡単に手に入る。また、ボッタルガというカラスミも手に入る。日本の薄いオレンジ色のカラスミに比べると、もうちょっと濃い色をしたものだ。
たらこに似た魚卵も市場で売ってる。ただ通常あるのは、メルルーサと言ってこんなイカツイ顔をした魚の卵だ。うまいはずがない。案の定一回買ったが、うまくなかった。
それが今日、最近家の近くに出来て評判の良い、Ultramarinos Marinというシーフード・レストランに一人で行ってみた。
満席で唯一空いていた小さなテラス席に通されたが、Balmes通りという環八みたいな通りに面しているため、ちょっと排気ガスが気になったが、ラッキーと思って座ってた。
一通り料理を頼むと、最後にegg fish、egg fishと仕切りに薦めてくるので、それも頼んでみた。普通は魚卵ならfish eggなので、最初はたまごっちみたいな魚が出てくると思ったら、出て来てみてびっくり。
な、なんと、「たらこ」じゃないか!しつこいようだが、まるちゃんの声優さんじゃない!まさに食べることのできる「たらこ」!少なくても見た目は完全に!
頭の中では、なぜかチャゲ・アンド・アスカのSay Yesが流れた。迷わずにYesと言ってよかった。
なぜかパンの上に、バター、その上にたらこが載っていた。
一口、もう一口、これはうまい!
この組み合わせを疑問に思ったが、まるでアスカのあの透き通る声に、チャゲの甲高い声でハモるような、絶妙なバランス。
聞きそびれたが、絶対に鱈の卵で間違いないと思う。まさか、こんなところで出会うとは。スペインでまさか食べれるとは!ありがとう!
ちなみにうちの嫁がどれだけ「たらこ」ないし、明太子が好きかを教えよう。
昔まだニューヨークに住んでいて付き合い始めとき、嫁が
「今度親友が遊びにくるんだよね。た◯こ買って来てもらおう」
とぼそっと言っているのを聞いてしまった。
しかし、その時私は、それがタバコに聞こえたのだ。
実は私は大のタバコ嫌い
愛煙家の方申し訳ございません。他意はないのです
吸うのも権利なので、それは尊重します。
ただ、タバコが大嫌いな父の影響から、私も物心がついた頃から、タバコが大嫌いで、なんと人生で一度もタバコを吸ったことがないのです。
だから歩きタバコとか、本当に許せないのですし(スペインはめっちゃ多いので、本当に子連れは危ない)、ご飯食べてる時にタバコの煙が飛んできたら、本当に嫌なのです。
愛煙家の方申し訳ございません。どうか気分を害さないでください。
なので、嫁が「た◯こ」と言ったのを聞いて、結婚したいと思ったくらい好きだったので、かなり葛藤があった。
それを許容できるのか、なんとか止めてもらって、全てを水に流せるのか、それともそれが原因でダメになってしまうのか。
悩みに悩んで、恐る恐る聞いてみたら、たらこの箱を見せられた。笑
当時20代後半の女子がお土産でたらこを頼むとは。。。そんな魚卵付き娘だから、我々一家にはたらこや明太子は欠かせないのだ。
今回日本から戻る時も、10回くらい、明太子ちゃんとスーツケースに入れたか、確認された。パスポート持ったか、とかは聞かれなかったのに。
さて、FW22、秋冬物の販売を開始しました!まだ一部届いていない商品もありますが、今回の嫁のセレクションも◯。かなり可愛い服入ってます!
是非是非見てみてくださいね。
夫